浜松市東区の小児科・アレルギー科 にしお小児科

【コロナ・インフルエンザ感染者が周囲にいる場合】

1.感染が疑われますが、まずは熱の経過を見てください。

迅速抗原検査で病気を特定したいという焦る気持ちとは違い、抗原検査キットは一定のウィルス量がなければ「偽陰性」という偽りの結果が出てしまいます。38度以上の高熱があり、かつ24時間以上経過したころが適切な抗原検査のタイミングということができます。

2.38度以上の高熱で元気がない場合、頭痛がひどい場合は「アセトアミノフェン」という市販の解熱鎮痛剤を内服しても構いません。鼻水・咳がある場合も小児用の市販薬を飲んでも構いません。

腹痛・咳が悪化している・解熱鎮痛剤が手に入らない場合は対処療法で薬を処方しますので受診してください。ただし検査は行いませんのでご注意ください。

3.24時間経過し、37.5度以上の熱が続く場合、上がったり下がったりしている場合は受診が必要です。

半日から1日で解熱し熱以外の症状がない場合は自宅で様子をみてもよいでしょう。解熱2日を経過していれば登園・登校は問題ありません。

【感染症の方が周囲にいない場合】

1.熱の経過を見てください。

朝・昼・夜のどこかの時間帯で発熱または解熱を繰り返す様であれば熱経過を記録し受診して下さい。

前日・当日に予防接種を行っている場合は、副反応も考えられますのでお子様の機嫌・食欲・熱以外の症状を合わせて判断し受診を考慮してください。

2.生後3か月以内の乳児の発熱は迷わず小児科を受診してください。

【発熱と他の症状が重なる場合】

現在、あらゆる感染症の診断があります。流行しているものもあれば単発で診断されるものもあります(当院では、アデノ感染症、溶連菌感染症、RS感染症、ヒトメタニューモ感染症、手足口病、ウィルス胃腸炎があります)。ウィルス感染症以外に中耳炎、副鼻腔炎、蜂窩織炎の病気があります。

発熱以外に、特に咳の悪化がある場合、耳を強く痛がる場合、足や手に赤く腫れて痛がる箇所がある場合は受診が必要です。