中耳炎は、大きく分けて2種類あります。急性中耳炎は、耳の痛み(乳幼児は痛みを訴えられないので、長く続く理由の分からない不機嫌)や耳漏(耳だれ)が主な症状です。滲出性中耳炎は、鼓膜の内側に滲出液が貯留(たまる)だけで、痛みはありません。当院では、耳鏡で鼓膜を確認して、耳鼻科での治療が必要な場合には紹介しています。
2018年5月23日
ひとことアドバイス
中耳炎は、大きく分けて2種類あります。急性中耳炎は、耳の痛み(乳幼児は痛みを訴えられないので、長く続く理由の分からない不機嫌)や耳漏(耳だれ)が主な症状です。滲出性中耳炎は、鼓膜の内側に滲出液が貯留(たまる)だけで、痛みはありません。当院では、耳鏡で鼓膜を確認して、耳鼻科での治療が必要な場合には紹介しています。
2018年5月23日
おむつの中は高温多湿の環境です。細菌や真菌が増殖しやすいため、乳幼児ではカンジダ皮膚炎や細菌性皮膚炎をしばしば起こします。清拭や洗ってもよくならない時は、早めの受診をおすすめします。
2018年5月21日
汗疹は、乳幼児では避けては通れない問題です。汗腺(汗がでるところ)の周囲に細菌の感染などで赤くなる状態を汗疹といいます。汗腺の数は、赤ちゃんも大人も同じなので、汗の量も一緒です。そのため乳幼児では、汗疹ができやすいのです。汗疹の予防は、汗の成分に細菌がつきやすいので、シャワーで汗を流すこと、濡れタオルで汗を拭き取ることです。一旦赤くなって痒みもある場合には、軟膏などの塗布が必要です。汗疹が悪化すると、とびひやカンジダなどのカビの感染がおこります。乳幼児の体温は大人に比べて高く、基礎代謝も多いので、服装は大人より1枚薄くする方がよいのです。
2018年4月23日
胃腸炎は、大きく分けて細菌性とウイルス性に分かれます。夏によくある食中毒は、主に細菌性です。食中毒の場合には、下痢だけでなく、激しい腹痛と嘔吐、時に発熱をともないます。治療は、点滴をおこないながら原因となる細菌を突き止めてそれに対する抗菌剤を投与します。
ウイルス性の場合は、ノロウイルスやロタウイルスに代表されるもので、症状は嘔吐と頻回の下痢です。乳幼児が多く罹患し、保育園、幼稚園などで集団発生しやすいです。治療は、症状に対する対症療法のみで、OS-1などの経口補水をおこない脱水を予防して症状が治まるのを待つことです。全く経口的に補水ができない場合には、点滴をおこないます。乳児や幼児期早期の児では、回復がゆっくりで下痢がなおるには2週間以上かかる場合があります。その間は、お粥など糖質を中心とした食事を与えることで回復を待ちます。
2017年11月5日
2017年11月5日