咳がでる原因には大きく分けて二つあります。
(1)ウイルスなどの感染やアレルギーによって気道の粘膜が腫れて敏感になるため、温度変化などの小さな変化で咳がでやすくなる。
(2)喉や気管支に痰や鼻水がたまる場合にそれを体から出そうとする反応としておこる。
(1)の場合はもとの病気の状態を反映しますので、原因に対する治療と咳で体力が消耗しない程度に咳止めの薬をつかうことがよいのですが、(2)の場合は体から痰などを出したいという体の防御反応なので、咳によって哺乳ができなくなったり眠れないなどでなければ、咳を薬で止めることだけでなく、水分摂取と加湿や薬などで痰などを出しやすくしたり、鼻水を吸い出したりする対処が必要とされています。
2017年11月5日