皮膚の役割は、外からのいろいろな刺激から体を守ることです。そのバリヤー機能が、乳幼児やアトピー性皮膚炎の子どもでは大人に比べて弱いので、細菌、カビ、様々なアレルゲン(ダニ、食物アレルゲン、化学物質など)が侵入しやすく、皮膚にいろいろな症状(湿疹、とびひ、カビによる皮膚炎など)が現れます。保湿剤を毎日塗ることで、皮膚のバリヤー機能が良好にはたらくため、皮膚はしっとりします。保湿剤は、汗や汚れを拭き取ったり洗ったりするので、1日最低2回は塗るのがよいとされています。入浴後は皮脂が落ちることでより早く皮膚の水分が失われるので、なるべく早く塗る方が効果的です。夏期もローションなどを用いて保湿するのがのぞましく、2才未満の乳幼児は必須です。ただし一旦皮膚が赤くなったり、湿疹ができたときには、まず皮膚をきれいにするため、軟膏による治療が必要となります。皮膚は、先に「きれいに」、そのあと「しっとり」させていきます。